自律した人は「頼る力」を持っている。
もっと、頼ってもいい——
それは、“自律”という新しい生き方かもしれません。
頼るのが苦手なあなたへ
「依存するのはよくない」
そんな言葉を、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
「頼ったら迷惑かも」「ひとりで頑張らなきゃ」
そんなふうに、誰にも頼らずがんばりすぎていませんか?
でも本当にそうでしょうか。
むしろ私はこう思います。
もっと、頼ってもいい。
ただし、それは“依存先を増やす”ということ。
支えはひとつじゃなくていい
すべてを「この人しかいない」「この場所しかない」
そんなふうに頼る先がひとつだけだと、重くなりすぎてしまったり、共倒れになってしまうことも。
でも、複数の柱があれば――
もしどれかがダメでも他の柱が支えてくれる。
体も心も、こけない。
どこにどう頼るかを自分で選ぶ。
それが「自立」ではなく「自律」だと私は思っています。
一人で頑張ることが「自立」だとしたら、
いくつかの支えを持ち自分で選びながら進むのが「自律」かもしれません。
ちなみに「自立」と「自律」、似ているようでちょっと違うんです。
この違いについては、また別の記事で書こうと思っています◎
頼るって、迷惑なこと?
頼ることに、ためらいを感じる人は多いと思います。
でも、こう考えてみてください。
自分が大切にしている人に「助けて」って言われたら――
きっと、嬉しいのではないでしょうか?
たとえ自分にできなくても、誰かを紹介したり、一緒に考えたり。
何かしら力になろうとするはずです。
あなたも、誰かにとっての「大切な人」。
頼ることは、その人を信じているということでもあります。
タイミングが合わなかっただけ
もし頼った相手が忙しかったり、うまく返せなかったとしても――
それは「タイミングが合わなかっただけ」。
人間関係が終わるわけではありません。
あなたが悪かったわけでもない。
また別の誰かに頼ればいいのです。
柱は、ひとつじゃなくていいのだから。
頼る練習は“人”じゃなくていい
いきなり誰かに「助けて」って言うのが難しいなら、まずは “物に預ける” ことから始めてみてください。
・肘置きに腕を預けてみる
・枕に頭をずしっと乗せてみる
・踵から指先まで床に預けて立ってみる
・壁にもたれて体重を任せてみる
これも立派な “頼る” ことの練習です。
考えるより先に、まず体で感じてみる。
頼るって、悪くない、と思えるかもしれません。
頭じゃなく、体に聴いてみる
人の気持ちを汲み取ることは得意でも、自分の気持ちはどうでしょうか?
あなた自身が汲み取ってあげなかったら誰が汲み取ってくれますか?
自分自身のこと、ちゃんと見てあげていますか?
まずは体を観察してみてください。
・拳をぎゅっと握っていない?
・肩をすくめていない?
・呼吸が浅くなっていない?
体が教えてくれることは、思っている以上に多いです。
小さなサインに気づいてあげること。
それが “頼る力” のはじまりです。
自律とは、頼れる力を育てること
頼ることは、甘えでも負けでも弱さでもありません。
むしろ「自分で選ぶ」という意思であり、自分を知ることでもあります。
誰かに預けること、何かに寄りかかること。
その中で、体も心も少しずつ調っていきます。
誰にも頼らずに立ち続ける「自立」もかっこいいけれど、
頼ることも自分で選べる「自律」は、ちょっとやさしい気がしませんか?
この「自立」と「自律」、どちらも素敵なあり方。
その違いを言葉にしてみると、自分の今に合った選択が見えてくるかもしれません。
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