焼けたって、汚れたって、私だ

日傘をさす男性を見て感じた「違和感」

紫外線対策やお化粧をする男性を見かけることが増えました。
清潔感を大切にするのは素敵なことだし、時代だなぁ〜とも思います。
でも正直、「私とは宗教違うな」って思ってしまう私もいて(笑)。

減点方式の美意識

日焼けを徹底的に避けたり、肌を整えたりする姿は
私には「減点方式の生き方」に見えるんです。

ちょっとでも日焼けしたら「ここがシミになる」と気にして
化粧水や美容液を忘れたら「ダメだ」って焦る。
いや、気持ちはわかるけど…そこまで!?って思う自分がいます(笑)。


「間違えない」「欠点を隠す」「ダメを避ける」って、ずっと気を張ってるみたいで。
周りからどう見られるかを基準にするほど、心の余白がなくなっていく気がします。
もちろんそれも一つの美意識だし、その人の自由。
でも、私には少し窮屈に見えるんです。

そもそも「白が良くて黒がダメ」って、なんなんでしょうね。
黒人がダメってわけじゃないし、黄色人種の私たちだってただの個性。
そもそも、肌の色の違いだって、その人らしさの一つですよね。
それを「正解」「不正解」で決めるのは、なんだかもったいない気がします。

私も昔はそうだった

こんなことを言いながら、
私も20代半ばまでは日傘を持ち歩き、日焼け止めを塗ってました。
本当はベタベタする日焼け止めも、
片手を塞ぐ日傘も嫌いだったんですけどね(笑)


でも「美白がいい」「日焼けは良くない」「シミになる」って言われるから、なんとなくやってた。
「自分がどうしたいか」より
「周りからどう見られるか」「評価されるか」が大きかったんだと思います。
今思えば、たいそうな「意思」なんてなかったのかもしれません。

自然に触れて変わった価値観

変わったきっかけは、自然に触れる時間が増えたことでした。
和のハーブに興味を持ち始め、
土の匂い、風の感触、光の揺らぎを感じる時間が増えて、
畑仕事もするようになった。

自然に抗うより
「人間も自然の一部で、地球を使わせてもらっている」という感覚が少しずつ育ってきました。
人工的なものや不自然なことに
なんだか「うーん、違うかも」って違和感を持つようになったんです。

サーフィンが教えてくれたこと

サーフィンを始めたことで、その感覚はもっと強くなりました。
どうせ焼けるし、それを気にして楽しいことを避けるなんて、私にはもったいない。
サーファーたちは真っ黒に日焼けして、笑って波に揉まれて自然体すぎる(笑)。
表面的なきれいさより、その人自身の生命力を見ているような感じ。
シミなんて全然ないし、その人が海で過ごした時間が刻まれているみたいでむしろ魅力的に思える。

釣りも畑も和ハーブも

釣りもするようになりました。
早朝の海の匂い、昼間、夕方、夜中…時間によって空気感も匂いも違う。
糸を垂らして待つ静けさ。
大人たちが真剣に、でも本当に楽しそうで、日焼けなんて全く気にしない。
釣り人もサーファーも「今を楽しむ」ことに夢中で(笑)。
肌の色?「そんなのどうでもいい」っていう潔さ。

畑作業も同じです。
土が湿ってまとわりつく感触、汗が流れる首筋、泥だらけの手。
どうせ汚れるし、汗もかくし、でもそれが心地いい。
人間も自然の一部になったみたいな感覚があるんです。

正直、日焼けや汚れを気にしてたら
サーフィンも釣りも、和ハーブも、季節仕事も、畑仕事も何もできないんですよね。
だからこそ、気にするより「楽しむ」ほうを選びたいなって思うようになりました。

「焼けたね」「汚れたね」って、それで良いと思うんです。
焼けるのはしょうがないし、それだけの話。
汗をかいたり汚れたら、お風呂に入れば良いし服も洗濯すれば良い。
それ以上でもそれ以下でもない。
最近は潔癖すぎる人が多いのかな?って思ったりもします(笑)。

祖母が教えてくれたこと

私の祖母も畑仕事をたくさんしてきた人で外に出ていた。
肌が白いわけじゃないけど、それが本当に自然で綺麗だなって思うんです。
その人が生きてきた時間が、表情や手のしわや佇まいに出ていて。
なんというか、堂々としてて好きなんですよね。

昔は日焼け対策なんてそんな大したものなかったはずなのに、
畑仕事をしてた祖母には目立つシミがないんですよね。
そう思うと、ますます過剰な日焼け対策って必要なのか?って思うんですよね。

そして、なんだか多くの人が自分の歳をちゃんと生きてないように見えることがある。
何歳になっても赤ちゃんみたいにツルツルを目指しすぎてる気がして。
もちろんケアをするのも大事だし、それで心地いいなら全然良いんだけど。
でも、歳を重ねるからこその美しさって、きっとあると思うんです。
それを隠して、同じ年齢をずっと生きてるみたいで、ちょっと寂しいなって。

自然の移ろい、人間の移ろい

自然には四季があります。
芽吹き、育ち、枯れて、また土に還る。
人間にも同じように移ろいがあると思う。
若さも、シワも、日焼けも、その人が生きてきた時間の証。
それを「隠す」「なかったことにする」より
「これも私」って受け止めて、堂々と生きていけたら素敵だなと思います。

減点方式じゃなく、加点方式で生きる

私自身、20代の頃とはたぶん生き方が変わったんだと思います。
「ダメを減らす」ためじゃなく
「楽しいことをする」「気持ちいいことを選ぶ」「自分らしくある」。
そんな加点方式で生きたい。
汚れるのも、日焼けするのも、
笑って「焼けたね(笑)」「汚れたね(笑)」って言いたい。

問いかけ

日傘をさすのも、お化粧をするのも、それがその人の選択なら素敵だと思います。
でも私は、自然の中で思い切り遊んで、日差しも風も受け止めながら
「自分の歳をちゃんと生きる」そんな在り方を選びたいです。

みなさんは、どうですか?
どんな風に、自分の時間を、人生を、歳を重ねていきたいですか?

おわりに

これは私の正直な感覚であり、生き方の選択の話です。
違う考えもたくさんあると思うし、それでいい。
でももし、同じように感じる人がいたら、ちょっと嬉しいです。
一緒に、自然体で、自分の歳を楽しんで生きていけたらいいなって思っています。

今の私はこう思っているけど、
これがずっと変わらないのかというと、そうでもないと思うし、
これが絶対的な正解だとも思っていません。
その時その時で「今の私の最適解」を
揺らぎながらも見つけて、生きていきたいなって思うんです。

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前田 みゆき

呼吸・姿勢・体の使い方・食べ方から“根性に頼らない体づくり”を発信。不眠・難聴などの不調から整える生き方に変えました。

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