最近よく見かけます。
「ボディビル大会入賞トレーナー」「ボディコンテスト優勝者が直接指導!」っていうやつ。
もちろん、それはすごいことだと思います。
自分の体を極限まで仕上げる努力は、並大抵じゃありません。
…でも、いつも思うんです。
それって「体のことを知っている」という証明になるんでしょうか?
大会入賞はすごい。でもそれが「知識」なの?
ボディビルやコンテストは、いわば “競技” です。
筋肉を育てて、脂肪を削り、見た目を競う世界。
でも、それは自分の体を自分の目的に合わせて仕上げた経験。
決して「誰にでも通用する健康的な体づくりの方法を知っている」とは限りません。
むしろ、多くの人は日常があります。
仕事があって、家事があって、ストレスも抱えて、睡眠不足な日もある。
そんな普通の生活の中で整えたい人にとって
大会準備のような特殊なアプローチが必要でしょうか?
結局どっち?って思いません?
ここでよく聞くフレーズがあります。
✔️ 筋トレをすれば動ける体になる
✔️ 筋トレをすれば痩せる
✔️ 筋トレをすればボディラインが綺麗になる
✔️ 筋トレをすれば腰痛予防になる
…いや、都合良すぎません?(笑)
もしそれが全部本当なら
プロのアスリートはみんな筋肉モリモリで、怪我なんて誰もしないはず。
でも現実は違う。
トップ選手でも怪我はするし
筋肉をつけすぎたことで動きが制限される人もいます。
結局どっちなんですか?と聞きたくなります(笑)
筋トレしたら「引き締まります」とも言われるけど、
筋トレは基本、筋肥大を起こします。
使えば太くなろうとするのが筋肉の性質。
なのに「ムキムキにはなりません」って、これまた便利な言葉。
「引き締まる」という言葉も実は曖昧で
筋肉のハリなのか、脂肪が減るのか、姿勢が整ったのか、柔軟性が増したのか。
何が起きているのかを整理しないと、
イメージだけで理想とズレていくことも少なくありません。
自分ができた=人に教えられる、ではない
もうひとつ大事なこと。
「自分ができた」からといって「人に教えられる」とは限りません。
人の体は本当にバラバラです。
✔️ 体質や筋肉のつき方も違う
✔️ 代謝のタイプも違う
✔️ 骨格の特徴、柔軟性、年齢、ホルモン、生活背景…
だからこそ指導には
✔️ 相手の体質や癖を見極める力
✔️ 無理なく続けられる工夫
✔️ 不調のサインに気づく感性
✔️ 怪我を予防・修正する引き出し
こういう「他者を見る力」「合わせていく力」が必要なんです。
自分が大会で仕上げた経験が、そのまま他人への安全な指導力になるわけではありません。
私も昔はそう思ってた
私も昔は思ってました。
「痩せたかったら筋トレ」
「もっと筋肉をつければ綺麗になる」
って。
実際、筋トレを頑張った時期もあります。
でもなんだか疲れてばかりで、しんどくなるばかりで…。
そこから気づいたのは
筋肉をつける前に、まず整えることが大事なんだ ということ。
呼吸、姿勢、体の使い方。
土台が整ってくると、自然に体は軽くなります。
無理なく日常の中で「動ける・心地いい・疲れにくい」体になっていきます。
その上で必要な筋肉は、勝手についてくる。
「鍛える前に整える」という選択
筋肉モリモリを目指したい人には、大会入賞トレーナーが憧れかもしれません。
でも、多くの人はそうじゃないはず。
✔️ 疲れにくくなりたい
✔️ 姿勢を綺麗にしたい
✔️ 痛みなく日常を過ごしたい
✔️ しなやかに、自然に、軽やかに動ける体になりたい
だから私は、鍛える前に整える、という提案をしています。
どんな体も世界にひとつだけ。
「誰かの正解」が、そのままあなたの正解とは限りません。
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